知っている?できる?

知っている?できる?

 海外のインストラクターとコミュニケーションが取れるように英語の学修をアプリで続けています。
 Duolingoという世界的にも有名なアプリを使っているのですが、先日ちょっと調べたら、「このアプリは簡単すぎる」という意見がありました。
 確かにDuolingoではCEFRでB2相当のコースしか用意されておらず、TOEICで785以上のスコアのレベルの方には簡単過ぎるのかもしれません。また長文の読解もコースにありません。

 では、「このアプリは簡単すぎる」と考えている方の語学力が高かったのか?詳しく意見を読んでみるとそうではなく、「文章を解釈するのが簡単」という意見だった様でした

 この意見に語学学修の難しさと、なぜ多くの人の語学学修が進まないのかを感じます。語学を使いこなすには知っている、理解できるというレベルでは不十分で瞬時での応用が必要です。つまり、考えて回答できるという段階を超えて、ほとんど考えなくてもできるという段階まで進めなくてはなりません。

 ここまでは語学についての話でしたが、スポーツや武術でも同様のことが言えます。知っているだけでは不十分で、出来ることに何も感じなくなる程度に習熟する必要があります。

 焦らずに弛まずに、「身に付く」まで取り組んでいただきたいなと思います。

 システマ愛媛 代表