リラックスをつくる
リラックスと聞いて思い出すのは、例えば、温泉やマッサージでしょうか。他にもいろいろあると思いますが、多くの人のイメージするリラックスは環境を用意してはじめてできるリラックスの場合が多い気がします。
システマのリラックスを簡単に説明するのは難しいですが、我々がよくおこなう練習を説明してシステマのリラックスについて感じていただければと思います。
システマのワークに負荷がかかる状態でリラックスを見つける、そしてリラックスを作るというものがあります。
これは少し負荷のかかる状態、例えば、腕立て伏せの姿勢を作りキープする。この姿勢を長い時間保つのは少し大へんです。
不自由さや心身の負荷を感じると思いますが、この姿勢のままでシステマの呼吸を使います。呼吸を使うえばある程度心身に余裕ができて落ち着くことができ、思っている以上に身体の自由さがあることに気がつくことができるでしょう。
例えば、首や肩を回せますし、腰や背中や腹筋もある程度緩めることもできる。また一時的に片手をあげることもできます。
こうして少しずつ心身の中に自分でリラックスを作っていきます。
この、「呼吸」「自分の状態に気がつく」「リラックスを作る」は常にシステマのテーマです。
今回の話にはまわりの環境や他者が登場しませんが、ストレスのかかる環境や他者を加えていってもこの呼吸、自分に気づく、リラックスが常に大切です。
軽い負荷から少しずつ練習をはじめるのも重要ですね。
システマ愛媛代表